ベッドシーンモデル あずさ×優の場合
『えっーー!? 何言ってんのよ、優! よーく考えて、返事して! 私と優が・・・? ムリムリ出来ないよっ!』


こんな・・・、優と密着するようなこと、心臓がいくつあっても足りないよっ。 しかも ママの前で? 絶対無理。


「でも、誰かがやらないと。 どうすんの? 仕事に穴あけるの? あの絵じゃダメだって思っただろ」


真剣な顔で私を見る優。
そこまでママのこと、仕事のことを思ってくれるなんて…。 ちょっと感動。


「俺もバイト無くなると、令ちゃんにプレゼント買う金なくなるし」


はぁーーー!?


感動して損した。
私はイラただしげに

『わかったわよっ。 やります!』
と優を睨んで、返事を拓人さんとママにする。


「よかった~~」
ママはほっとしたようで、拓人さんに笑った。


「じゃあ、モデルは明日からよろしくねー♪ 今日は解散。 ママ買い物に行ってくるから。 あっ、拓人途中まで乗っけてって。」


『ハイハイ。 先生何なりと』
執事のような礼をしたあと、車のキーを人差し指でクルクル回して 2人でさっさと出て行った。


「あ、俺も用事出来たから 帰るわ。 じゃあな」
携帯を握り締め、優も出て行った。


あ”ー私のバカっ。 勢いにまかせてOKするなんてっっ。
明日からどーすんのよぉ~。
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