願わくばこの時が止まるよう

またも冗談を言うさおりんに私はツッコミを入れた。

二度も同じ手を使うなよ、と言いたくなったが黙る。

さおりんは、真面目な顔をしていたのだ。

私が聞き返そうしたら、さおりんの方から話しかけてきた。

しかし、彼女が口にした言葉は私の予想を見事に裏切った。


「うそじゃないです!」


大声を出したさおりんの剣幕を見て、私はわずかに彼女の話が真実であるんじゃないかと思ってしまった。

その時だ。


「黙れよ!!」


突然の大音量。

思わず会話を中断し二人して後ろを振り向いた。


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