Time。

あれから5分くらいナンパ男に質問攻めに遭っていた私。

優はそんな事に止めに入れる正確じゃないのは分かってる。けど、何もしてくれない優に少し苛立った。



やっと先生が教室に入って来て、ナンパ男は質問を止めた。

私は意外だなぁ~と思った。

だって、普通ならチャラ男って、先生が入ってきてもお構いなしで話続けるもんだと思っていたから、ちょっと拍子抜け。

意外に優等生な一面も見れて少し楽しくなった私。


ずっと無視し続けるのも可哀想だと思い、私はなんでか知らないけど、メモ用紙にたった一言こう書いた。

【私の名前は西野里奈。】

私は先生に気付かれないよう、彼の机にそっとメモ用紙を置いた。

その事にビックリしたのか、ナンパ男が大きく目を見開いて私の顔を見てきた。この時の私の感想がこう。


意外にかっこいい。



なんでこう思ったのか自分でも分からない。けど・・・・この時自分では気付いてなかったけど・・・。

この時から少しずつコイツのこと気になり始めていたみたい。




さっきのメモ用紙にはこう書かれて私の机の上に、戻って来た。

【俺の名前は濱田翔!これからよろしくぅ~♪キミの名前はりな?】って・・・。


へぇ~翔って言うんだ。

私は彼の名前を知れて嬉しかった。コレが率直な感想。


私はこう書いてまた同じように彼の机に置いた。

【りなじゃないよ!さとな。よく間違われるけど・・・】って・・・。


私はこのやり取りをしてる時間が楽しかった。彼の名前を知れた。彼の字が丸くてかわいい字だと言う事を知れた。

ただ・・・何か知らないけど楽しかった自分がいた。
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