青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜



結局、オレに出来ることなんてねーじゃん……



橘:
「あぁ〜…ぁ……」


ったく……

梨木さんにせよ桑田にせよ梅宮さんにせよ、どうしてみんな揃いも揃ってオレに難題を押し付けて来やがるんだ……??

それも一筋縄にはいかないような、けったいなものばかりだ。


橘:
「……………」


[生徒会補助役員]の仕事がなくて早帰りになったせいで、自室で考え事をグルグルと巡らす時間が余計に増えちまった。


橘:
「……めんどくせぇ……」



結局、仕事がなくても暇になるんじゃねーか……

オレは試行錯誤に疲れ、部屋に取り付けられたシングルベッドに仰向けで寝た。



橘:
「……………」




どーでもいいわ……

寝るか……




明日になれば、何とかなるだろう……

考えに耽るのも明日でいいわ……


何もせずに“平穏”が戻ってきてくれれば儲けモンだ。



オレは溜まった心労で癒すべく、さっさと眠りについた。

何もかもを忘れられる夢の中へダイブした…………





――――……………
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