4人の嵐
「はい…赤外線…」
私は頭の中とは全く逆の行動をとっている。
『いいの!?』
「…え?」
私が携帯を多田さんに向けた途端、多田さんは目を輝かせ、表情は今まで泣いていた人とは思えないくらい明るくて。
『ありがとうっ!』
「え…あ、うん…」
私の携帯から送られた、私だってまだメールしたことない永樹さんのアドレスを自分の携帯に取り込んで、多田さんは帰っていった。
「何…あれ…」
唖然とする私。
立ち直りが早いだけかも知れない。
まさか、あれが演技なんてこと……ないよね?