―優等生乱用


「ありがとう」と笑顔で返した。


…何が“似合う”だ。



お前は私の何を知っている。


表面しか見ないで軽率な言葉を吐くな。



怒りを抑えつけるため資料を開いた。



出版関係。


確かに美容や看護のように華やかなものではない。


だけれでも、私はそれに興味があるのだから。



資料を閉じる。


時計を見るとあと1時間。




今日は三者面談だ。


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