世界があなたで染まるまで
プロローグ


大学に入って3年目の夏。


飼っていた猫が死んだ。


年齢は不明であったが


多分まだ若かっただろう。


固くなった身体を静かに抱く。

ほんのりとまだ温かい。

生きているようで、生きていない。

そんな猫の遺体を見ながら私は呟いた。


先生に会いたい。
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