【企】花火サマサマ。
■第2章




季節も夏。
蒸し暑い8月がやってきた。


付き合い始めて1週間がたったころだった。






「ねぇねぇ!
哀嘉さ、櫻井となんか発展あった?」


衣玖がいきなり口を開いたかと思えば、そんな事を言い出した。



「……発展って…??」


「え。あんた達もしかしてまだ何にもやってないの…?」


え。ちょっ…
何、その不思議そうな顔は(汗)



「なんかすんの?」


衣玖は、はあーっとため息。


や。ちょっと待て!!!
今の会話のどこにため息つくとこがっ!?



「櫻井とチューとかした!?」


「っは!!?チューって……キス!!?!?」


「ないのね……(汗)」




なんか自分で顔が赤くなったことが分かった。


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