チビ×ヤンキー=?? -学校編--
さて、それからなんやかんやと過ぎ、気づけば蒼昊の集合場所に。






…………なんだけど。






「ねぇ、なんか今日気分が重いんだけど」



志衣がひそひそ声で隣にいる満里亜に話しかける。




「うん、原因はあえて何も言わない方向でいってるの」



「またなんか柚姫でショック受けてんのかよ」



冬次もさすがに小さな声で喋ってる。






……って、あたし!?




「いつものことだったじゃないすか」



「今更ですよ」




萌亜と春也が苦笑いで話を進める。





ってまたあたし!?



皆ひどくない!?




「逆に柚姫のこと以外で落ち込んでんの見たことない」




最後にあたしにとどめを刺したのは、塩昆布好き冷静沈着男、卓斗だった。




や、マジであたしのほうが落ち込むから。








とりあえず、あたしが原因ならなんとかしなきゃ。





「つぅ」




あたしはつぅの隣にちょこんと座った。




「もしかしてあたしと組むの嫌だった?」



「いや」




「あたしね、つぅだから一緒にやりたいと思ったし、つぅ以外とは絶対にやりたくないと思ったの」




「…………」





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