手をつないで ~touch on my heart~
遭難×雷×秘密

まさか遭難・・・
まずいです!!!
このまま二人とも飢え死にで白骨死体になるまで見つけてもらえずに・・・想像しただけども、寒気が。ぶる

「と、とりあえず、雨宿りできるところに移動しましょう。」

「っつ;」



「どうしました?」

振り返ると、城戸さんは私が落ちるのを受け止めてくれたままの体制で、右足首を押えていた。

!!!!

「ちょっと、見せてください!!!」

やっぱり、腫れてる。
私のせいだ・・・

「こんなの何でもない。」

城戸さんは私の手を振り払って、よろけながらも立ち上がり、右足を引きずりながら歩き始めた。

「おい!ボーとしてると置いて行くぞ。」

はっ!

「待ってください!!」
グッと城戸さんの腕をとり、自分の肩にまわした。

「こんなことしなくていい。」

「イヤです!!私のせいで城戸さん怪我させてしまったの・・・」

「あんたのせいじゃない。」

「いえ!!私のせいです。」

七枝は一歩も退かない。


「・・・・勝手にしろ。」

「はい!勝手にします。」

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