私と殺し屋の3ヶ月

これから特に依頼がないそうなので、私達は他愛ない話をしていた。

その時、テレビから速報のニュースが流れてきた。


「最近話題のあの政治家、荻原昭さんがまたしてもマニフェスト通りに殺し屋を1人、逮捕しました。」


「…殺し屋を1人、だと?」

零さんが眉間にシワをよせて、私の手をとり半強制的に電気屋内に入っていった。

「れ、零さんっ!?ちょっ…」


「…嫌な予感がするぞ」


零さんに掴まれた手が熱くて、顔が火照ってくるのが分かる。
私、こんな時までドキドキするなんておかしくなったの…?


自分の感情が、止められない。


まだこの時は、悩みなんて恋ぐらいだった。

まさか、あんな事になるなんて思ってもなかった。



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