私と殺し屋の3ヶ月
「おい理沙!」
「えっ、な…何っ」
記憶をブンブンと振り払って、俺は理沙に大声を上げた。
「手錠を外せ!
早くしろ…心愛が危ないんだ」
イライラする俺に岬はポカンとしていて、理沙は気迫に負けたらしく手錠を外した。
早く行かなければ。
警察はどうせ、まだ捕まえてないだろう。
俺が守るしかない。
離れるなんて考えた俺にばちが当たったのか?
心愛…!
岬と理沙を置いて、俺はただただ森を走った。
心愛…生きていてくれ…!!
そう願って。