甘々な俺様と2人きり
「美咲…?」


「正樹…」


今私の目の前に立っているのは、正樹だ…


正樹は身長も伸び、声も少し低くなっていた。
でもどことなく昔の正樹の面影がある。


何でいるの…?


「俺、福岡からこっちにまた戻ってきたんだ」


「そうなんだ…」


「美咲、ずいぶん大人っぽくなったな…」


「そんな事ないよ…」


「なぁ今度「悪いけど、こいつは俺のだからナンパやめてくれる?」


へっ!?ちょっ輝!?


「何言って「お前、美咲の事振っといて何考えてんだよっ…
行くぞ美咲…」


私の手首を掴んで輝は歩いた。


私はさりげなく後ろを振り返ったが、正樹と若い女の子と仲良く寄り添っていた。



やっぱり私の事何て…
何とも思ってなかったんだ…。

正樹からみたら、もうどうでもいい存在だもんね…


胸が少し痛んだ…。









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