雨はいつも、僕を選ぶ。


君の手を取り握る。

そっと手を離すと

腕はパタンと音をたて

落ちた。


「……あぁあああああ!!」


あぁ、また、また僕なんだ。

いつも いつも いつも

残されるのは、

僕なんだ。


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