裏切りそして塀の中。
しだいに私はさおりが嫌いになりかけていたある日、二人でいたらこんな事を聞いた。

『三浦がね、やぎらぁの話おもしろくないっていーよったよ。』

『はっ?』

ジョーダンやと思った。

私は三浦が電話で全然話をしてくれないから、いろいろ考えて話題を見つけながら話してたのに、おもしろくないってだけで終わらせられた。

それを聞いてすぐ、私は三浦に電話し、別れた。

あんな事聞いて付き合ってられるほど純粋じゃないし、それなら次に行くっていう性格だった。

浮気を許せるほど私は優しくはない。

でも私は三浦に一つだけ感謝してる事がある。

井上がゆみと付き合い始める前、井上と三浦とさおりと私でカラオケに行った日の事。
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