立花香織の友と家族
私は大輝から離れた。
「ゴメン……」
「気にすんな!」
大輝が笑顔で言う。
でも、少し無理してるみたい。
「本当にゴメンなさい」
「いいって。そういえば、記憶は戻ったのか?」
「うん。あんまり、いい感じじゃなかったけどね……」
でも、よかった。
記憶が戻って。
本当に。
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