白虎連合Ⅲ






絵里が龍に絡んで。

公園で私は龍に対して酷い事を言った。







『龍のケツにその女乗せたったら?』







それを聞いた龍は怒って、私は公園の奥まで連れて行かれた。

そこで口論して、抱き締められて。







『俺はゆいさんが他の男と喋ってるだけでムカつくのに』


『ゆいさんは俺に対して妬いてくれないんすね』






その後に確かキスされて。






どうして忘れてしまっていたか分からない。

あの後絵里が私のバイクを傷付けたから、なんて言い訳。



でも私はあれからも龍の気持ちに気付きかけていた。

そして考えるのを止めていた。








「俺の事は舎弟?後輩?」


「ちが、」


「俺はずっとゆいさんの事が好きでしたよ?」


「龍、お願、」


「早く俺の女になって下さいって」







鎖骨に這う龍の舌。

それが本当に怖くて。






涙が流れた。







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