Kickoff―この空の下―


俺はそれからというものパスを回し続けた。


味方がボールを持ち続けている間は点数を取られないのだから。



しかし、


ほんの1瞬。


たぶん0コンマ何秒の世界だろう。


集中力が切れた隙を狙われていた。



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