ささやく言葉はI  LOVE YOU

自然と私たちは公園に入る。

夜の公園は誰もいない・・・。


「ジャスティンは
どうもしてないよ・・・」

私はアイツの大きな背中に
抱きつく。

ぴったり頬をつける。
もう二度と離れないよう
糊でつけたみたいに。

「私も気がおかしくなりそうだった。
女子がみんなキャーキャー言っちゃって・・。
・・・怒ってるの・・・・?
ミヤと二人で話してた事?」

「・・怒ってないよ・・・・」


「ウソ!怒ってる。
だってこっち向いてくれないもん!」


回した腕にギュッと力が入った。

その腕に触れているジャスティン。


「怒ってないよ!
ちょ、ちょっと男の事情があるんだよ」


何だか焦ってる?

「何よーー????
男の事情って!」


大きく深く深呼吸をして
ジャスティンが振り向いた。

大きな手で私の頬を
ムギューって挟むと
顔をのぞき込まれて
尖った口に
チュッとしてきた。

そして
少し怒ったように言い放った。

「オレが我慢してる事
少しは頭の隅に入れておけ」


????????

何それ?










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