王龍
あれから数日


おじさんは父と母の殺人容疑で逮捕された


凪瑠は預かってくれるような親族がおらず、施設におくられた


「……………」


何も話さない


パパ、ママ………迎えに来て


何度もそう思った


でも、誰も迎えに来てくれない


おじさん………


おじさんが捕まったことを知らない凪瑠は、おじさんが来てくれるのも待った


すっごく待った


そして施設に入ってから数ヶ月後………


「………あっ」


施設の庭でボール遊びをしていた凪瑠


そして、ボールを落としてしまい、施設の外に出てしまった


「…とらなきゃ」


ダダダダダッ


ボールをギュッと掴み、施設に戻ろうとしたとき


「…凪瑠ちゃん」


「……………おじしゃんっ」


ずっとずっと待ってたおじさんが現れた


「今までどこに行ってたのぉっ?なる、淋しかったんだよぉっ?」


「…………ごめんね、凪瑠ちゃん。これからは、ずっと一緒だからね?」


「……………ほんと?」


「うん、ほんと」





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