ふたりでひとつ
転校生
教室に入り、席につくと二人に数人の女子が駆け寄る。

「おはよう。」

「おはよう。何かあったの?」

いつもより騒がしいことに疑問を持つ。

「今日ね、転校生がくるんだって。」

ガラッ
『はい、静かにして』
転校生の話で盛り上がっていると担任が入ってきた。
みんな慌てて席につく。

「みんなも知ってる通り転校生が来たぞ。」

「さーちゃん、転校生は男の子かな」
「ちーちゃん、女の子かな。楽しみだね。」

「入りなさい。」
担任促されて入ってきたのは
双子の男の子だった。
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