ひねくれ者と落ちこぼれ天使
机の上には
花瓶に生けられた一本の枯れた花。
机の中には
虫、鳥、小動物…
もう原形を留めていないモノたちの死骸が、押し込められていた。
「どうかした~?」
「何固まってんの? 早く座りなよ」
「あ、ちなみに一限目は自習だってさ。
よかったな~」
馬鹿たちはニタニタ笑いながら俺を取り囲んだ。
「ひ…ひどいです! こんなの…!!
望くんにも、この子たちにも…!!
こんな死者への冒涜、許されるはずが…」