もう少し待っててね




すると、その子が立った。




「私こそごめん。気持ち、分かってあげられなかった。酷い事言ってごめん。私、また友達になりたい。気持ち、いっぱい聞かせて?一緒に泣こう。私もその気持ち分かりたい。」



「ほんと?」



「うん。ほんと。このタイミングで嘘言う人だと思ってるの?」



友達は涙を流し、震えた声で話した。



「じゃあ、いっぱい聞かせる。三日寝不足でクマが出来ても知らないからね」


「お揃いのクマなら怖くない」



クラスの人は笑ってた。



その後拍手されて



友達と仲直り出来た。



自分の席に戻って、空を見つめながらあの人の事を思い出した。



あの人も笑ってる。






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