オバケの駐在所
「おまわりさん!
今日はちょっと寒いね。」

私は入り口の引き戸を
勢いよく開けながら、
上ずったトーンで
話しかけた。

実際に急いていたので
トーンを抑えられなかった
と言うか。

「…うん。
息をきらして
なんかあったのかい?」

私が駆け込んだのは、
夕暮れ時の交番。
申し訳程度に車が
行き交う交差点のかど、
そこにひっそりと
した外観で佇む
その中には、
おまわりさんが1人
窓から外を見つめ、
立っていた。

パッと見
30代……後半くらいの
落ち着いた感じが
見てとれる。

……好みではない…が。
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