?甘党王子?


「僕ね、大きくなったらパイロットになるんだ。だから、この体を早く直したい。」




少年が見せたのは飛行機関係の雑誌だった。




「君なら、頑張れば夢が叶うわ。信じなさい。」



私は少年の手を握った。




「先生の手って暖かくて優しい。まるで神様みたい!」






< 295 / 300 >

この作品をシェア

pagetop