彼と私と彼と

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10年前、私と千里(ｾﾝﾘ)と伊吹(ｲﾌﾞｷ)の3人でﾀｲﾑｶﾌﾟｾﾙを埋めたんだよ。

-10年前-
私｢いーい?お手紙書けた?書けたらこの箱にいれて｣

伊｢入れてどーするの?｣

千｢埋めて、10年後みんなで開けるんだよ｣

伊｢10年も?!みんな忘れちゃうよ!!｣

私｢伊吹は本当にバカね!!伊吹が忘れても私が覚えてるよ!!｣
伊｢うゎーん。華月ちゃんが怒っだぁー。兄ぢゃん゛｣

千｢ほら、すぐ泣くな伊吹。男の子だろ?華月も年下には優しく、ね?｣

泣き虫の伊吹。

口の悪い私(華月)

誰にでも優しい千里。

こんなことを毎日繰り返していたけどけして仲が悪くなることはなかったし、この時はこんな毎日が一生続くって本気で信じてたんだよ。