ブラックサンタクロース
混乱の朝
その日ワタシは、知らない部屋の、知らないベッドの上で目を覚ました。
それだけでも、かなりの異常事態な訳だけど、まず目に飛び込んできたのが、天井に貼られた青い目の金髪美女のヌードポスターで、ワタシの混乱に拍車をかけるのだった。

ヌードポスターを眺めながら、ボーっとした頭で必死に現状の把握を試みてみる。

とりあえず服は…、着ている。

ふぃ…、とりあえず犯されてはいなさそうだ。

知らない内に処女を奪われるという最悪のシナリオは回避された…はず。
次に、ベッドから半身を起こし部屋全体を確認してみた。
8畳ほどのワンルームで、16インチの小さなテレビと部屋の中央にコタツがあるだけの殺風景な部屋だ。

そしてベッドからみて左側の壁に、なぜだかサンタクロースの衣装が一式架けてあるのだった。
衣装はサイズから明らかに男物に見える。

つまりアタシは、知らない男のベッドで上で、一晩グウスカ眠っていたことになる。

マジっすか…。

自慢じゃないがワタシは産まれて19年間誰とも付き合ったことはない。
つまりバリバリの処女である。心はともかく、身体は清らかな女なのだ。
不意にドアがガチャガチャと音とたて、いきよいよく開いた。
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