運命
~プロローグ~
あの頃を振り返ると懐かしい…

あの頃とは‥今から2年前のこと。

私は小学5年生。
あなた…私の好きな人は6年生。

始まりは、委員会のときの出来事がきっかけ。

私と、私の好きな人…峯村逞(みねむらたくま)は、放送委員で一緒だった。

録音するのに何度もやり直し、先生に怒られていた私。
そんな私を、会うたびに「まだできてないのかよ」ってバカにする先輩。

ある日 録音するときに先輩が一緒についてきてくれたんだ。
先生にも一緒にあやまってくれて…
そんな先輩が すごく頼もしく、かっこよく見えた。

このときは気になる程度の気持ちだった…
先輩が卒業して行くときも別に何も思わなかった…。


そして、気がつけば私は6年生で先輩は中学生。
同じ学校にいないせいか、、私は先輩が卒業してから先輩のことは考えなくなっていた。
このときには、もぅ先輩じゃなく...違う人を好きになっていた。


でも…
まさかね‥ まさか

あんなことが起きるなんて思ってなかったょ…


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