アイカレ-17.2-
だから、思ったんだ。
「藍なんてもういい」
って。


メールが来てるだけで喜んでる自分が
いるのは認めるけど。


もうこれ以上傷つきたくないし、
他の人も誰も傷つくきない。


事実上、私と藍が付き合って、傷ついた
人がたくさん居ると思うから。



-ピンポーン-


チャイムが鳴って、私はすぐに
ドアを開けた。



「ちょっとちょっと-!!」


すごい勢いで入ってくる梓。




「ちょ、梓っ。」


私は梓を追いかけた。




────────


       ────────







「で、芽衣はその少年Aが気になる
 わけね。」




「少年Aって…何か犯罪者みたいだよ
 やめてね。」



「いいからいいから。
 気になるのっ!?」



「う〜ん、気にならないって言ったら
 うそになるからな〜。」


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