君が教えてくれたこと。
…僕は、彼女の家に向かっていた。


【カンカンカン…カンッ…】


202号室。


ゆっくりと、呼び鈴を鳴らした。
【ピンポーン……】


静寂が僕の精神を苛立たせる。
唇を噛み締めて、僕はドアの前でひたすら待っていた。


出てこない……?


もしかして、怒ってる?
そっかぁ、君はヤキモチ焼きだもんね〜


それとも、寝てるのかな?
君の寝顔は、凄く可愛い。


カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ

あれ?コンビニかな…?
いつも、コンビニ弁当じゃ身体に悪いよ。でも、君は料理が得意なの知ってるよ。


本当は家庭的な女の子だもんね。


まだ、バイトかなー。
君は働き者で頑張り屋さんだもんね。
でも、あのウェイトレス姿は、他の男共には見て欲しくないんだ。


………もし、君が……


他の男の所に行ってるとしたら…



僕はっ!!僕はっ!!生きていけないぃぃ



だって、君のことが大好きだから。
1番大好きなんだよ。



他の男は、この僕が排除してあげるからね……。




階段を降りていると、どこかで見かけたことのある中年のオジサン。


「おや、君は…確か洋介君だね?琉菜ちゃんの彼氏の」


頭の禿げかかった、優しそうな表情のオジサン。


そうだ、思い出した……この人は、此処のアパートの管理人さんだ。



< 28 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop