なんでも屋 神…第二幕
第十二章
「俺の顔見知りは居ないようだが、何か用か?」



全身から殺気を放つ三人だが、俺の慣れ親しんだグレイゾーン…ギャングの匂いはしない。



そう、それはもっと別の…。



「Kがお前を消せと言っている。お前を消せば、そのネームバリューを踏み台として、アレを捌き易くなるとな。」



そう言い終える頃には、三人供腰に挿した鋭利なナイフを手にしていた。



此処が住宅街だから銃では無くナイフにしたんだな…。



「そうか。なら帰ってKって奴に伝えてくれ。時間の問題だったが、態態ヒントをくれて助かったってな。」



格好良く言い返したのは良いが、前にはナイフを持った男が三人。



俺はと言えば、右手にヘルメットと、後ろには一葉。



…一向に勝機が見出せる気配は無い。
< 243 / 344 >

この作品をシェア

pagetop