なんでも屋 神…第二幕
目を細めて正面の席を見据えると、見覚えの有る紺色のシンプルなスーツの前を開け、突き出した下腹が見える。
紙製の丸いコースターを滑らせ、水割りを差し出された瞬間に腕をぶつけ、テーブルの下に薄い琥珀色の液体は流れた。
グラスの割れる音は音楽にかき消され、両手を顔の前で合わせて頭を下げる俺に、それまでにこやかだった女の顔が固まる。
仕方無いと言わんばかりに席を立ち、お絞りを取りに向かったのを確認し、携帯のカメラを起動さた。
最近の携帯はデジカメ並の進歩を遂げ、暗がりでも大方は写せるようになっている。
素早く暗がりの連写モードにしてシャッターボタンを押す。
一枚目は恐らくブレる…二枚目は女を連れ出した男の膝辺りに邪魔されたが、三、四、五枚目から使えるだろう。
紙製の丸いコースターを滑らせ、水割りを差し出された瞬間に腕をぶつけ、テーブルの下に薄い琥珀色の液体は流れた。
グラスの割れる音は音楽にかき消され、両手を顔の前で合わせて頭を下げる俺に、それまでにこやかだった女の顔が固まる。
仕方無いと言わんばかりに席を立ち、お絞りを取りに向かったのを確認し、携帯のカメラを起動さた。
最近の携帯はデジカメ並の進歩を遂げ、暗がりでも大方は写せるようになっている。
素早く暗がりの連写モードにしてシャッターボタンを押す。
一枚目は恐らくブレる…二枚目は女を連れ出した男の膝辺りに邪魔されたが、三、四、五枚目から使えるだろう。