告白
えっ?
清水くんもきらりなの?
「なんで?」
ふるえるな私の声。
「またみんなで集まったりさ。」
みんなで?
よく言われる言葉。
みんなはみんなじゃない。
きらりの事。
きらりを誘ってほしいって事。
「それでさ、入学式前にまた会えないかな?
どこか遊びに行かない?」
泣くな、泣くな、堪えろ。
「遊びに?」
「そう。
友達さそってさ。」
堪えろ、泣くな、我慢しろ。
分かってるよ、友達はきらりでしょ。
きらりと遊びたいんだよね。
「うん、そうだね。
きらり誘って遊ぼうかな。」
笑え、笑うんだ。
「俺も友達さそうから。」
うれしそうな清水くん。
ポケットからケイタイをだす。
連絡先だね。
私の役割だもんね。
連絡先教えたら終わるから。
それまでがんばれ。
「私これから用事あるから先に帰るね。」
もう、限界。
連絡先を交換した私は走り出した。