告白
「まだ俺と、何も一緒に乗ってないだろ。」


いやいや、乗ってないっていうか、その前に、今、今日始めてまともに話してるんですが。


さっきまでの


『あぁ。』『さぁ。』


状態では、一緒に乗るとかの問題じゃなかったんだけど。


「ずっと二人で話してるし、ずっと一緒に乗ってるし。
俺と一緒はいやなのか。」


えーと。


えーと。


意味がわからない。


二人でって、清水くんもだよね?


きらりと話して、きらりと乗って。


四人できたんだから、二人づつ話すのは普通なのでは?


「………あー。
へー、そうか、なーんだ。言えよ、幸治。



林くんが清水くんの背中をたたき出す。


「ふーん、なるほどねー。
あっ勘違いすんなよ、俺違うから。
って言うか、俺が勘違いしてた。
そうか、そうか、幸治がねー。
そういうキャラとは知らなかったわ。」


背中をたたき続ける。


「やめろよ。
うるさい、黙れ。」


「ツンデレか?
ぷっははは……。」


「うるさい。」


「ぷっくっくっくっははは。」


何だろ、これ?


全く訳わからない。
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