カエシテ
『あっ…もっと速く』



彼は私の手で果てた。



私なんでこんなことしてるんだろう?



ここから逃げたかった。





















行為はしてしまったけど、今直ぐに逃げ出したかった。



こんな奴の隣にいること。



この汚い手を早く洗いたい。



でも、ベッドから出ようとすると、奴が手を握りしめたり、肩を回したり、うまく行けず、タイミングを見計らっていた。

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