甘々果汁BABY






な、なにこの視線...。


澪とあたしと...弘斗と3人で


学食を食べているあたしたちに...
女子たちの痛々しい視線が交わる。



「弘斗...。男の子たちと食べたほうがいんじゃない?」


「なんで。」


「だって、みんなに見られてるし...」




でも見られてるのはどっちかというと
あたしと澪のほう…。


どこからか『あのこたち真夏くんの何?』


という声も...。




転校初日において、
弘斗はもう学校内での有名ボーイとなっていた。




「俺は明花と食べたいんだけど。」



「そ...そう。」




そんなはっきり言われたら、返答に困る。


さりげなく視線をそらしてしまった。




「真夏くんは彼女とかいないの?」



澪がふいに漏らした質問。

あたしもそれ、実は気になる。



2、3年も会ってないんだから、
弘斗に彼女ができてるのは確実だと思っていた。




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