赤い愉楽
親戚の家にとりあえず引き取られた僕。


親戚の家は僕の授業料を払う余裕は
ないだろう。


何よりそれを頼むのは嫌だ。


窓から差し込む西日の光に
包まれた職員室を


僕は苦笑いをしながら後にした。



僕は学校をやめた。



親が死んでから
学校をやめるまで


僅か一ヶ月の出来事。


たった一ヶ月で僕は
明日何をしたらいいか


わからない人間になってしまったんだ。
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