赤い愉楽
エミに駆け寄る三人。


僕は力いっぱい手を伸ばし
辛うじてエミの手をつかんだ。



今エミは僕の手をつかんで
奈落の壁に宙ぶらりん。


血に染まった赤い愉楽に
エミは吸い込まれようとしている。



「工藤君の絶望する顔を見たかったもんでね…」



ワタヌキが凱歌を上げる。




間違いなかった。




勝者はワタヌキだということは
間違いがなかったんだ!

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