赤い愉楽
「ワタヌキの周りを嗅ぎまわっている俺たちを
おびき寄せるために


奥田は俺に正体を明かして
会いに来いと言っている。


これは罠だぜ?どうする?」


クドーは裸の上半身に
皮ジャケットを羽織り


ドアを開ける。



「罠なんて関係ない。


ワタヌキの居場所が分かれば
そこに行く。


それだけだ」



クドーの言葉に鬼軍曹は黙ってうなずいた。

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