遠い君



「…んーとね
まぁ しいて言うなら
俺も大人になったから かなっ☆」


と 完璧に表向きだけの笑顔で
言われた


今の龍は
いつもの楽しそうに笑う龍じゃない
なんか 悲しそう


…ごめんね


「そっか♪
人は成長するからね( ̄∇+ ̄)笑」


明るく言ってくれるから
私も明るく返さなきゃ!!


「けど!!
俺は絶対諦めない。
絶対彩音を夢中にさせるから」


「うん」


「…頑張るから。」


「…うん」


チュッ


「なっ!!///」


珍しく真面目に話してたと思ったら
いきなりほっぺたにちゅーされた


「これくらい許してよ♪」


「もう!バカ!!」

顔が赤いのが自分でもわかる
恥ずかしいー


「じゃあな また明日」


「え うん ばいばい!!」



気付いたら
いつも龍と別れる分かれ道で
龍は帰っていった



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