私と彼の関係〜本気の浮気〜


必要なことをお願いすると、由紀ちゃんと一緒に他の社員に挨拶してからお店を離れた。



「由紀ちゃん大丈夫?」



ネオンが光る商店街を歩きながら駅へ向かって歩いている。


由紀ちゃんは少し後ろを歩いているため、確認するため振り返った。


眠気はすでにないようだけど、なぜか俯いたまま歩いていて



「気分悪い?」



立ち止って由紀ちゃんの顔を覗き込もうとすると「大丈夫です」と小さい声が聞こえた。



「片瀬さん、私タクシーで帰ります」



顔を上げた由紀ちゃんはニッコリ微笑むと私を追い越してスタスタと歩き始めた。






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