伝説の女[完]
相手は5人だった。


5人だからって余裕だと思った。

いつだって俺たちは、2人で戦ってて負けるなんてなかった。



10人だって20人だって俺とタツがいれば余裕だった。



はっきり言って5人全員でかかってくると思った。



でも出てきたのは、忍さん1人だった。



そして睨みをきかせている、俺らに一言。



「無駄な喧嘩はしたくない。でもやるなら僕は本気でたたきのめすよ?僕にも誇りがあるからね」




優しい口調で言われた。


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