君へ

舞台

舞台の脚本を書いたよ。

役者をクビになったから、
自分で劇団を立ち上げたんだ。

私はもう役者出来ない体だけど、
でも舞台には関わっていたくて。

役者にもスタッフにも
私の脚本は大人気でした。

ほっとしたよ。
私、芝居の世界に居ていいんだなって。

芝居続けていいんだなって。

ここまで元気が出たのは、
君のおかげかもしれないけど、
君に会えない寂しさは、
もしかして私のせいですか。

ねぇ君。

ねぇ君。

私、舞台も音楽もこなして強くなるから、
その時は帰って来てくれますか。
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