カウント10


その日から、
毎日省吾の家に行って、喋って
っていう生活をしてたある日

友達から告白された


「あのさ、もし彼氏とか居ないんだったら、俺と付き合ってよ」


彼氏....

その言葉を聞いて、頭に浮かんだのは省吾の顔だった


でも、省吾って彼氏?

「好き」とも
「付き合おう」とも言われてない
キス以上もしてない


省吾って彼氏なのかな?



「平井さん?」

「..え」

「彼氏いるの?」

「.......わかんない」

「は?」

「彼氏いるか分かんない」

「...」

「...だから」

「わかった



俺待つよ。
その彼氏か分かんない奴と、関係がはっきりするまで

待つから」



その真剣な目に、私はうなずくことしか出来なかった


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