ヒビのイキガイ

生き甲斐

生き甲斐

それは人生に潤いをもたらすもの。
人生の潤滑油。
生活という骨と骨の間にある軟骨。

とりあえず
コンドロイチンでも摂取すればいいのかな。

と、またウォーキング中ゆえの垂れ流しが始まってしまった。

生き甲斐。
バイク好きな人にとっての峠越え。
恋愛好きな人にとってのシーソーゲーム。
釣り好きな人にとっての釣り上げた達成感。

うーむ

好きなものから以外だとウォーキングのような健康にいいものとかになるんかな。
あとは信仰心とかか…。


「あら、ここにも缶が落ちてるわ」

考えながらだらだら歩いていると
ある程度年齢いってそうな女性の声がそんな事を言った。

声のした方に視線を送ると
そこには
燃えるゴミ・燃えないゴミ
2つの袋をお供に
ある程度年齢いってる女性が缶を拾っていた。

「この頃ここらへんゴミ多いわねぇ」

「そうそう。ひどいわ」

ある程度年齢いってる女性に
違うある程度年齢いってる女性が話しかけた。
前者を"あるA"
後者を"あるB"
と呼ぶことにした。


ゴミ拾いも立派な生き甲斐だよなぁ
人のためになってるし。
ボランティア精神あふるる
いい生き甲斐だ。
あるAも あるBも いい生き甲斐を持って いい生活をしてるに違いない!
潤滑油で、生活はヌルンヌルンに潤ってるのだろうなぁ

んー…ボランティアか…
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