サクラミチ。

日向は、気づいていた。鈴夏が傷やあざを作っていたこと。痩せていっていたこと。
・・・無理をして笑っていたこと
…鈴夏に聞いても答えてくれるはずもなく、
「なんでもないよ、転んだだけ。」「大丈夫だよ、ダイエット中なの。」
そんなあいまいな嘘をつくばかりだった。
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