サクラミチ。
「おいおいww
 鈴夏~、敬語はないっしょ。
 めっちゃ距離かんじんじゃんっ。女同士なんだからさぁ、タメっしょ。」

「え、はい・・・あ、うんっ」

男二人は茫然と女二人を見ていた。そして
太陽が口を開けた。

「なんか女子同士って感じだな。俺らが入る隙ないかもね~。」
「なな・・・!!!で、でも、女子同士のダチができたってことはいいことっしょ…」

大げさとも言える日向の動揺を太陽はただ見ていた。
そして、日向は鈴夏が遠くなっていくことを感じていたのだった。顔に汗を乗せた日向を見て
太陽がからかうように言う。
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