─Quality of love─



「……それ、おもしろい?」

「わかんない」



それでも莉香はビー玉を転がし続けていた。

「いつも、そうやって遊んでんの?」

「うん」




青の部屋。
散乱したリビング。
ビー玉遊び。

不思議な空気に包まれているこの家。

それは莉香が放つオーラであることに気付いた。


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