妹系男子。



午後、掃除を済ませて各々文化祭の準備に入った


イチが仕切って、ヨシは買い出し、俺は――



レナ「鈴木君!!!」
リン「高木」

高木玲奈【タカギ・レナ】
D組のもう一人の学級委員


レナ「サボってたでしょ」
リン「サボってないよ……待ってる」
レナ「まだ衣装出来てないもんね」




フリフリのメイド服

俺が着る奴


何着かは出来ているみたいだった



衣装係の人達は大変そう。何日も前から放課後も作業を続けている。


レナ「鈴木君、女子より似合うんじゃない??」
リン「からかうなよ、着たくて着るんじゃないんだぜ」
レナ「嘘だぁ」


女子とも男子とも仲良い高木
正直苦手


リン「あ、バレた??」
レナ「まじ??」
リン「冗談」



「出来たよーっ!!」

衣装係の何人かが入ってきたのは、5時を過ぎていた


その疲れた顔を見ると、帰るなんて言えない

「まだ遅くなりそう」

と、鈴にメールした



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