妹系男子。



学校までの道のりは長く辛いものだった

今日は何故か身体が重い気がする
食欲も無かったから何も食べていない



「おっはよー!」

朝から元気な奴もいるもんだ
…羨ましいな


「鈴木君??」

名前を呼ばれたから顔を上げた



リン「…高木かよ」

レナ「わー失礼、誰なら良かったのー」



やけにテンション高い
ちょっとウザい



レナ「どうしたの、気分悪い??」
リン「……え」

レナ「顔色悪いし」



高木が覗き込む
やっぱり目が大きい

準グランプリ獲るのも解る気がする



リン「何か身体がダルくて」
レナ「えー、大丈夫??」

リン「…どうかな」
レナ「昨日頑張り過ぎたんだね」



高木はそう言って俺の手を掴んだ


リン「……何??」

レナ「保健室行こう!」


リン「…元気だね」

レナ「うん!」



高木は元気いっぱい俺の手を引いて走る

俺、身体ダルいって言ったよね??


何で走ってんの??



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